37歳、専門職、女です。
スキルアップのために宅建取得を目指す
不動産とは関係のない職種で働いていますが、自分のスキルアップのためにそこそこ難しい試験を受けて自信をつけたいと言うのがありました。
そこで、何か手軽に取れる国家資格がないか探しその時見つけたのが宅建試験でした。
手軽と言っても合格率は15%ほどで不動産従事者もなかなか受からない資格です。
でも他の「士業」と呼ばれる資格に比べ、4択のマークシート式のテスト形式で記述は一切無いという点がやはり国家資格と言っても比較的簡単な部類に入る理由です。
もちろん中途半端な勉強で合格できるとは思っていませんでしたが、どこか自分は合格できるだろう甘い考えがありました。
勉強を始めた当初は、あなたと同じように落ちるとは思っていませんでした。
勉強法は迷わず通信講座
学習法は迷わず通信講座を使った独学を選びました。
なぜなら、ネットで合格体験記を読んでいると大半の人が通信講座での独学でどうにかなるという記載があったからです。
もし、最初から資格学校に行かないと受からないと思うほどの資格なら、そもそも受験自体考えてない可能性が高かったです。
実際通信講座で独学してみると、想像以上にこれまでの生活に勉強を無理なく溶け込ませることが出来ました。
ただ、そういうメリットがある反面独学はやはりデメリットも多いように感じました。
それは独学でやる事で理解が思った以上に進まないというのがあります。
資格学校に通っていれば講師が色々質問に答えてくれるので理解も早いですが、独学だと質問もできず悶々としてしまうことがよくありました。
間違った解釈をしている事もあるのでそこは良くないと思いました。
また、一緒に勉強する仲間がいないので自分が全然勉強が足りていないという自覚も一切芽生えませんでした。
自分が思う不合格になった理由
私が最初にやっていた宅建試験の学習法ですが、ひたすら過去問を解くというやり方をしていました。
序盤はこの勉強法が一番効率が良いと思ってやっていたのですが、これでは全く理解が進まない事に後で気づきました。
昔は試験というと過去問を解いてさえいればその中から試験で問題が出題されるというのが普通で、今も賃貸経営管理士なんかの試験では有効なのですが、
宅建ほどの難易度の試験になると過去問だけ解いていても対応できません。
いくら宅建試験が完全マーク式の試験で、そこまで覚える事が多い試験でなくても、宅建試験もやはり国家試験、本当に甘く見すぎていました。
それが私が宅建試験で一度不合格になってしまった最大の原因であったと思います。
もし、最初から過去問のみに偏らず、参考書の読み込みをして、宅建試験に必要な知識を頭に叩き込んでいれば1回で合格できたと思います。
ただ、最初はそこまでしなくても軽く参考書を読んで、そこから後はひたすら過去問を解いていれば良いと思ってしまったのがいけなかったと思っています。
そこまで宅建試験も甘くないと体感しました。
ですが、初めてこの手に試験を受ける時はどうしても油断してしまいがちなのでその油断が結果として学習方法にまで甘えが出たというのは否めません。
最初から不合格になるかもという危機感を持って学習すべきだったと思いました。
実際に宅建試験の合格者の話を後で聞いて見ると何度も何度も参考書を読んで、わからない部分はネットやスクールの先生に聞くなどしていました。
それはやはり合格者というのは最初から全力で死力を尽くして試験に挑んでいる人が大半で、自分は受かるんだ!という気合がまったくありませんでした。
通信講座独学のデメリットが露呈してしまいました。
スクールは学習にも一切の無駄がないので、通学し勉強すればするほど合格に近づいていきます。
ですが、私みたいに最初から油断して緩く学習して勉強した気になっているだけでは何度受験しても合格できません。
それは結局学習ではなく、自分の中で勉強をしたという口実作りをしているだけだと思いました。
実際に学習をしている時に私は理解が進んでいる事よりも、今日はこれだけ進んだという事だけに満足していたと思います。
勉強は本当に量より質です。みなさんも何ページ読んだかを重要視するのではなく、どれだけしっかりと理解できたかに気をつけて勉強をしてください。
ただ参考書を読んでみたと言うだけでは全く知識の定着になりません。
1年目は勉強をどれだけ手抜きするかに必死になっていたので、そこがまずもって大きな間違いだったと思いました。
しっかり手を抜かずに試験当日までやれることを全力でやるべきでした。
宅建に失敗して始めて考えが変わった。でももう遅かった。
実際に宅建試験を受験してみて失敗したのちにどういう考えに変わったかというと、まず思ったのが自分の学習スタイルがだめだと思いました。
このまま同じことをうやっていてもまた不合格になるだけと思ったので参考書に書いてある事は完全に頭に入れるくらいの事はやっておくべきだと思いました。
最初からそれができていれば良かったのですが、どうしてもその作業が億劫に感じてしまって最初はそこまでの事をしませんでした。
ですが、受験に失敗してからはそれではいけないと思ってまずは参考書を完全にマスターする事にしました。
それが一番宅建試験の合格への近道なのでこれから受験をするという方はまずは参考書をしっかり隅から隅まで読んで理解するのがおすすめです。