こんにちは、今回は現役で宅建士とシステムエンジニアの二足のわらじでお仕事をされている42歳の男性に宅建合格体験談をおうかがいしました。
最初は興味本位だった宅建受験、2年間主に通勤時間を資格勉強にあてて見事合格され、今では宅建士としても仕事をし生計をたてられています。
ふとしたきっかけで資格をとり、それで生計をたてられるというのは、宅建の優れているところですね。
宅建を受験したきっかけ
私は現在、宅建士としての仕事をしています。今でこそ宅建士としての仕事をしていますが、資格を取得した当時は宅建業とは異なる仕事をしており、知識も全くありませんでした。
そんな私が宅建資格を取得しようと思ったきっかけは、自宅購入でした。一軒家のマイホームを購入しようと何冊かの本をぱらっと読んだりして多少の勉強をしました。
その時、家を購入するには、様々な手続きが必要なことを知り、そして自分がいかに無知で世の中のことを何も知らないことに気がついたのです。
何気に生活している日常の中には、様々なルールがあります。そのルールに則って生きているのが一般人です。そしてそのルールが「法律」です。
その「法律」を知るために宅建を勉強することにしました。
独学を選んだ理由
私が宅建資格を取得した当時はまだ「宅建士」という名称ではなく、「宅建主任者」=「宅地建物取引主任者」という名称でした。当時、私は不動産業界の仕事をしていたわけではなく、必要に迫られて資格取得をしたわけではありません。
理由となるのは、自己啓発であり、学びたいという気持ちのみです。つまり単なる興味単位で資格取得をしたかっただけなのです。そして宅建の勉強は、法律の入口としてはとても良いと云うことがあったからです。
最初から決めていたのは、自分自身の力のみで資格取得するということです。ですから私の手段は、「独学」です。「独学」で合格することこそ、私のゴールでもありました。
宅建資格を取得しようと決めた際にネットでの勉強方法などを調べたところ、独学でも十分合格できるとの情報が獲られました。
また早い方では、勉強を開始してから僅か1ヶ月~3ヶ月で合格したとの経験談も見つけられました。そして比較的誰でも取得しやすい資格との情報もありました。
独学のメリットとしては、お金がかからないことと、マイペースに勉強ができることです。
デメリットは、独学ですから自分で勉強する必要があります。独学には向き不向きがあります。自分自身を見極めましょう。
学習法や勉強をしていて苦労したこと、工夫したことは何でしたか?
私は独学という勉強スタイルをとっていましたが、独学には向き不向きがあると思います。
向いていない方にとっては、独学は、相当しんどいものと感じることでしょう。
独学は、とにかく孤独です。勉強そのものが、実は孤独でもあります。
無理して孤独に立ち向かう必要は全くないので、誰かの助けを借りて塾や学校などでしっかり勉強する方法も当然あります。
独学で最もリスクのあることと言えば、途中で諦めてしまうことです。
途中で勉強を辞めてしまっては、本末転倒ですので独学が難しい、勉強を続けられないなと思ったら、資格スクールや通信講座を利用することを早い段階で検討しましょう。
しかし、独学にはメリットもあります。自分で勉強するので経済的な負担は、全くかかりません。
私の場合、合格までにかかったお金は3万円弱です。
私は2度目の挑戦で宅建に合格しましたが、かかったのは、
・試験受験料(7,000円)
・試験当日の交通費
・教材としてテキスト1冊(約1,500 円)
・一問一答のポケット問題集1冊(約1,000円)
・4択問題集1冊(約2,000円)
のみです。
たったこれだけです。過去問はネットから無料で入手できました。
そしてマイペースに勉強ができることも独学のメリットと言えます。しかしこのマイペースが逆にデメリットともなりえます。
マイペースなだけに勉強の進捗状況が把握できなかったり、その時の自分の実力がわかりにくかったりします。
そしてマイペースは、勉強に飽きてしまう可能性がありますので、精神力の強さが求められます。
さて、実際に私が行った独学の様をお話ししましょう。私は本業の仕事をしていますので、仕事をしながらの勉強となります。
勉強時間は、一日におよそ90分ほどでした。座卓での勉強をしたことは、ほとんどありません。
必ず1日の中で90分の勉強時間を確保することは、なかなか難しいものです。
では、私がその勉強時間をどうやって確保したかと言えば、隙間時間をフル活用しました。
最も使えたのは、通勤時間です。
私は通勤時間が片道90分。つまり、1日の中で3時間は電車の中で過ごすこととなります。
この時間を利用しない手はありません。行きと帰りで45分ずつ勉強して合計90分です。
これを合格までの約2年間、休みの日以外は毎日続けました。
休日は、逆に気分転換に一切勉強はしませんでした。
具体的な勉強方法は、テキストの読み込みと、問題集を解くことです。繰り返し繰り返し続けます。
これから受験される方へのアドバイス
宅建に合格して感じたのは、宅建は独学でも十分合格できる試験です。
しかし、簡単ではありません。独学でも十分合格できると言ったのは、しっかりと勉強した場合のみです。
なんとなく勉強したふりをしていたのでは、合格できません。
毎年たった1回きりの試験での合格率は、約1割5分程度なのです。
宅建は、比較的取りやすいと言われている現実がこの合格率なんです。
確かに超難関の試験ではありません。誰でも取れます。但し、勉強した人のみがとれるのです。
まとめ
独学での合格も十分可能という体験談でした。
中でも机に向かって勉強せず、通勤時間を勉強に当てているというのは今の時代に合った勉強の仕方だとおもいます。
特にスキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】やスタンディング
は電車で本を開く必要も無いのでオススメです。
独学のメリット・デメリットについてもこう言われていました。
独学のメリット・デメリット
メリット
・費用が抑えられる
・自分のペースで勉強ができる
デメリット
・孤独
・途中で諦める可能性がある
たしかに、スクールや通信講座に比べ独学は圧倒的に費用を抑えられます。3万円弱で合格できて一生モノの資格なのでものすごいコストパフォマンスです。
一方、合格まで数年かかったり、途中で諦めてしまうリスクもあります。
スクールや通信講座で「時間を買う」というのもありかもしれません。
2018年度の合格率は全国平均の4.54倍!短期間で宅建に合格できる話題の勉強法とは?
また、孤独という話があったようにスクールでは、年齢に関係なく一緒に切磋琢磨できる友人が作れるというメリットがあります。
あいつには負けられないという意識が芽生えることで、合格の可能性がグッと上がることもあるので、自分のペースで勉強することに自信のない人はLEC東京リーガルマインドなどを検討してみても良いかもしれません。